暮らしのコラム

2017/3/3

日常生活をカバー!個人賠って何?

◆もくじ

(1)個人賠って何?
(2)対象の範囲はどこまで?
(3)こんなところもカバー出来る!
(4)ご存知ですか?加入の注意点
(5)おわりに
 

 

個人賠って何?

個人賠=個人賠償責任保険、個人賠償責任補償、個人賠償責任特約、日常生活賠償責任責任補償など…、様々な言い回しがあります。
日常生活の中で、誤って第三者の身体や財物に損害を与えてしまい、損害賠償を請求された場合や、弁護士費用などを負担した場合に補償する保険のことで、
火災保険や自動車保険、損害保険など、他の保険に付保するのが一般的です。
 

 

対象の範囲はどこまで?

(1)契約者本人
(2)契約者の配偶者
(3)契約者の同居の親族
(4)契約者と生計を一つにする別居の未婚の子(仕送りを受けている学生など)

 
その家庭の生計を維持する方が加入していれば、同居の家族ほぼ全員をカバー出来るようになっています。
夫婦での重複した加入、家族型への加入の必要はありません。

また、同性パートナーを配偶者として対象範囲に含めたり、
今まで責任無能力者とされていた認知症や精神疾患を抱える人を範囲に含める動きも出てきています。
 

 

こんなところもカバー出来る!

以下は対象となる事故例です。
 

(1)自転車で走行中に他人と接触し怪我を負わせてしまった。
(2)愛犬が他人を噛んで怪我をさせてしまった。
(3)買い物中、陳列商品を落として破損させてしまった。
(4)マンションの自宅の洗濯機から水漏れをし、下階の住戸の家財に損害を与えてしまった。
(5)子供が駐車場に停めている他人の車を傷つけてしまった。
(6)スキーをしていて他人に怪我をさせた。
(7)ガス爆発で隣の建物を損壊させた。
(8)ベランダの鉢植えが落下し、通りがかりの歩行者を死亡させてしまった。
(9)ホームパーティーで食中毒を出してしまった。

 
「過失」による損害は対象となっていますが、「故意」による損害は対象外です。


 

 

ご存知ですか?加入の注意点

◆保険金額はきちんと付けておきましょう。


火災保険に付帯する場合は、保険金額1億円で月100円程度の支払いです。
保険料は出来るだけ安くしたいものですが、保険金額1000万円にしても支払いは数十円しか変わりません。
個人賠償保険に限っては、万が一の時に、保険でカバー出来ないために自腹になってしまうと意味がなくなってしまいます。

◆特約は生活スタイルに合わせる


自動車保険に特約を付ける場合は、年を取って車を売却したりして、車に乗らなくなった場合に解約してしまうと、一緒に保険がなくなってしまい、個人賠償責任保険に加入していない事に気づかないまま、ということがあります。
何に付けるかは、生活スタイルにあわせて決めましょう。
類焼損害補償特約を付ける時は、個人賠償責任特約をセットしないと付けられないケースもあるので、火災保険に付けておくのがいいかもしれません。火災保険での付保なら住まいがあるかぎりなくなることはありません。
また、年会費無料のクレジットカードに最初から付帯されている場合は保険額が少ないことがあるので、内容に注意しましょう。

◆分譲マンションでは


分譲マンションでは管理組合で共有部分の保険に加入しています。その際、加害者となった人が保険をかけておらず、損害請求に対応出来ない事があるため、管理組合の判断で、所有者を対象に個人賠償責任保険に一括加入していることも珍しくありません。ただし、この保険料は、管理費より支払われているため、管理組合費の適正化、公平化のために取りやめることもあります。加入の有無については管理組合まはた管理会社に確認しましょう。
すでに個人で加入している人も居ますし、あくまで個人の賠償リスクは個人で回避するというのが理由です。

◆賃貸物件では


賃貸物件では、借主所有のものではないので、家財の保険が目的となりますが、家主や管理会社は家主への賠償や、近隣への補償のほうが重要です。
火災保険の加入が入居の条件であれば、ほとんどの場合は、個人賠償責任保険に加入しています。
 

 

おわりに

個人賠償責任保険は
「誰に補償が必要か」「補償額はいくらか」「特約ならどの保険につけるか」「示談交渉の有無」
をチェックしておくといいでしょう。

 
もちろん保険会社によって内容が異なります。
各社のカバーしてくれる範囲を明確にしておくのが重要です。

万が一の場合を助けてくれる個人賠償責任保険。
重複しても片方からしか支払われません。この機会に見直しを行ってみましょう!