暮らしのコラム

2016/5/24

徒歩1分は何mなのか?

賃貸の物件情報や分譲住宅の広告で「駅から徒歩○○分」といった表示を見かけます。
徒歩は1分=80mで換算する、ということはなんとなく知っていても、
自転車、自動車の場合はどうなの?道路状況は加味されてないの?
という疑問を持ったことは無いでしょうか?

 
 
不動産の表示に関する広告では、「必要な表示事項」が定められています。

< 徒歩による算出基準 >

徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること。
この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出すること、とあります。

つまり
・1分=80m
・1分未満の端数は切り上げ

 例)道路距離が100m=徒歩所要時間は2分 

となっています。

分速80mという基準は、健康な女性が「ハイヒールのサンダルを履いて歩いた時」の実測平均分速が80.3mとなっていることから採用されたそうです。

 
 

< 自転車による算出基準 >

自転車による所要時間は、道路距離を明示して、走行に通常要する時間を表示すること。
とあり、明確な算出基準の決まりはありません。

自転車は時速15kmくらいと仮定して、1分=250mとなり、  

・1分=200m~250m が通説になっています。
 
 

< 車による算出基準 >

道路距離を明示して、走行に通常要する時間を表示すること。
とありますが、車の場合は、その道路の速度制限、道路状況にもよります。
なお、有料道路(橋を含む)を通行する場合は、その旨を明示することになっています。

つまり
・時速60kmで車を走らせた場合 1分=1km、
 表示例は「○○駅から車で1分(1km)」
となります。
 
 

< バスによる算出基準 >

バスの場合は乗り換え時間、待ち時間は含まれていません。
バスの所要時間はダイヤに基づいて表示されますが、本来ならば天候などにより交通事情が変化し、時間が一定しませんので実際に乗車するなどしてロスタイムを調べなくてはいけません。

つまり
・1分= ○○m

という式は当てはまらないことになります。
バスの所要時間はダイヤに基づいて表示されますとある通り、運行会社のダイヤで表示されています。
 


ちなみに、すべて、信号待ちや坂道などは考慮されていません。


 
各社、表示に関する規則にのっとって、広告を出していますが、検討中の物件がある場合、その物件から駅まで、あるいはバス停まで実際に歩いてみたり自分の足で確かめることも大切です。
また、時間に余裕があれば朝昼晩の周辺の交通状況、雰囲気を見ておくのもいいですよ。

 
なお、Googleマップのルート検索の所要時間は、地形以外にも信号やエレベーター、歩道橋などの経由ルートでかかる時間が加味されています。
住まい探しがしたい!という方はこちらのサービスを使用することが多いんだとか。
あくまで参考までにですが、時間がない方はお試しになってみてはいかがでしょうか。