暮らしのコラム

2017/11/10

これってOK?共用廊下に自転車を停めたい!

1世帯あたり駐輪場を使える台数が定められていて家族4人分の自転車を駐輪場に置けない、
シート付きの自転車や子供用の自転車を置くスペースがない、等々の理由で、
共用廊下に自転車を停めたいと思ったり、実際に停めてしまっていたり、
隣の住民が停めていたり…ということはないでしょうか。

駐輪場の場所が確保されていないのに強制撤去されてしまって納得いかない!
というケースも実際にあり、自転車が生活の足になっている場合は深刻な問題ですよね。

 

 

(1)共用部分に荷物を置くリスク
(2)消防法をクリアしていても停めていい訳ではない
(3)場所がないのに…どうしたらいい?
(4)自転車の室内保管はしてもいいのか?

 

 

共用部分に荷物を置くリスク

共用廊下やベランダは共用部分にあたります。
有事の際は避難経路にもなりますので、荷物をはじめ、自転車などを置くのは危険です。

通りがかった時に自転車が倒れて怪我をさせたら?
いたずらで放火されたり、落下させられたりしたら?
荷物のせいで避難の際に自分やおろか隣人が逃げられなかったら?

何かあった場合、責任は全て自分で取る事になります。
停めておいても注意されなかったから、と甘く見ない方がいいでしょう。

 

 

消防法をクリアしていても停めていい訳ではない

共用廊下の幅が消防法をクリアしているので、自己判断で停めた、というケースが実際にあります。
また、消防署にたずねて可能そうだったので、というケースもあります。

分譲マンションには区分所有者が、賃貸マンションの場合は貸主(大家さん)がおり、
使用するにはルールがあるので、消防法をクリアしていても停めていい訳ではありません。

消防法は火災時に命を守るためにあるものですから、
自分の都合ばかりではなく、家族や近隣住民の事も第一に考えましょう。

 

 

場所がないのに…どうしたらいい?

◎分譲マンションの場合

理事会にて話し合いの場を設けて貰えるようにしましょう。
駐輪場の増設の検討、ラック式でしたら男性は上段に入れて、
シート付きなど幅をとる自転車は平置きにしたり…等々、会合の場で話し合う機会を持ちましょう。

自転車を持たない方からは、関係ないとされるかもしれませんが、
資産価値に繋がることですから、全員に関わりのある事として相談してみましょう。

中には、十分な置場がないために、共用の自転車を設置したケースなどもあります。
なお、隣人が共用部分に駐輪していて困っている場合にも理事会に相談してみましょう。

◎賃貸マンションの場合

前の住民が放置したままの自転車などが放置されているようでしたら
管理会社に連絡を取り、放置自転車の撤去をお願いしましょう。

放置自転車を撤去しても駐輪出来ない場合、時間はかかりますが、
次の手を考えてもらい、段階をおって、根気よく対応してもらう必要があります。

 

 

自転車の室内保管はしてもいいのか?

近年では高価な自転車を盗難防止のために、
駐輪場に置いておきたくないということで、室内に持ち込まれる方が増えているようです。

残念ながら、自転車の室内保管は、まだまだ規約などが整っていないことが多く、
貸主(大家さん)や住民間でトラブルになる事があります。

例えば、

◎自転車のエレベーターへの乗り入れ
◎乗り入れの際に壁などを傷つけた
◎乗り入れの際に子供と接触した
◎子供が自転車に乗ったまま共用部で遊んでいた
◎自転車に泥や雨がついたまま乗り入れ汚れがついた
◎有料で駐輪場を利用している人からの苦情
◎ベランダや玄関ポーチなどの共用部分に駐輪
◎最初は室内保管可能だったが後から規約が変更になった

など、自分が十分に気をつけている場合でも、周囲の理解を得られない事が多いのです。
その上で、

◎分譲の場合

規約または使用細則によります。
共用部分を利用して自転車を部屋へ運ぶため、区分所有者全員の理解が必要と考えて下さい。
使用細則に載っていないのであれば、のちのちのトラブルを回避するためにも、
理事会で話し合う機会を設けてもらうといいでしょう。

◎賃貸の場合

貸主(大家さん)や管理会社によります。
気をつけているから大丈夫、ではなく必ず室内保管が可能かお問合せ下さい。
玄関ポーチやベランダに保管すると、避難経路を塞ぐことになりますので、
保管可能なのであれば、厳密に部屋のどの部分に保管するのか相談して下さい。

 

室内保管については、その後の様々な問題に発展する可能性がありますので、
勝手な自己判断は止めておいたほうがいいでしょう。

 

自転車はエコで健康的な乗り物ですし、多くの方が気軽に利用されています。
震災時にも多く活躍したそうですし、保管場所がないから、危ないから、と後ろ向きになるのではなく、ルールを守って前向きに検討をして頂くといいですね。


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