暮らしのコラム

2017/3/21

【賃貸】何する会社?「家賃保証会社」

部屋を借りる際、「家賃保証会社」への加入が必須です、と言われた事はありませんか?

最近は、社会全体の核家族化、高齢化で保証人が立てづらい状況の増加、リーマンショック以降の不況の影響で、家賃回収が困難であった事などを受けて、入居時に「家賃保証会社」に加入してもらうケースが増えています。
 
 
(1)「家賃保証会社」は何をする会社?
(2)滞納にはお金がかかる!
(3)滞納を続けると将来に支障が!?
(4)何事も、まずは連絡を

 
 

「家賃保証会社」は何をする会社?

「家賃保証会社」は部屋を借りる際に必要な「連帯保証人」を代行してくれる会社です。

簡単に言うと、「家賃保証会社」にお金を払って「連帯保証人」になってもらいます。

「連帯保証人(家賃保証会社)」は家賃を支払う義務がありますので、万が一、借主が家賃を支払えない場合は、「代位弁済」と言って、代わりに「家賃の支払い」を行います。

ただし、あくまで「代位弁済」ですので、「代位弁済」してもらった分は、
「家賃保証会社」に支払わなければなりません。

 

●「家賃保証会社」を利用するメリット

借主 少子高齢化・核家族化・不況などで親族に連帯保証人を頼みづらい場合に利用出来る。
高齢者や障害者、一人暮らし世帯、外国人滞在者などでも利用可能。
貸主 通常の連帯保証人よりも滞納金支払いの確実性が高く、家賃不払いを回避出来る。
滞納請求のための法的手続きなどを代行してもらえる。

○「家賃保証会社」を利用するデメリット

「家賃保証会社」は家賃という債権の回収を代行しています。
その為、支払いの催促・督促が可能です。
「代位弁済」を行い債権回収が遅延すれば、当然資金繰りが厳しくなりますので、借主が長期間返せない場合などは、法的な手続きを進められ、財産の差し押さえや退去を命じられる可能性も出てきます。

また、入居時の審査は「家賃保証会社」によって異なります。
(基本的には収入や過去の滞納履歴、その他の信用情報に問題がなければ通る審査になっています。)

 
 

滞納にはお金がかかる!

「お金を払って契約してるんだし、代わりに払ってくれるなら多少滞納しても問題ない!」とお思いでしたら、それは間違いです。

前述のとおり、「家賃保証会社」は代わりに一旦支払いはしてくれますが、家賃の支払いをしなくていいわけではありません。

その都度、「保証事務手数料」が家賃に上乗せして請求されますので、より多くの費用を支払わなければいけなくなります。

遅延損害金や更新時の保証料の値上げなどもあります。
保証委託の重要事項説明書の説明は、「加入しないといけないから」と、なんとなくサインするのではなく、内容をしっかり把握しておきましょう。

 
 

滞納を続けると将来に支障が!?

「連帯保証人」による「代位弁済」は当事者に支払能力がないとみなされ、家主、管理会社、保証会社の信用を失うことになります。

保証人を立てずに、保証会社を利用する場合は、信用情報として記録が残りますので、何度も滞納を繰り返していれば、部屋を住み替える場合にお断りをされてしまう事もあります。

近年は保証会社への加入が必須な物件がほとんどです。
保証会社の事前審査に通らなければ、部屋を借りる事が出来なくなってしまいます。

 
 

何事も、まずは連絡を

「今月は支払いが厳しくて…」
「保証会社に払って貰えるし黙っておこう…」
「給料の振込日と家賃の引き落とし日が合わない!」
「うっかり忘れてしまった!どうしよう?!」

など……、
滞納の際は様々な事情が存在することかと思います。

あらかじめ支払いが遅れる事が分かっているなら、
事情を連絡し、いつ支払えるかを相談しましょう。

また、人間誰しもついうっかり、という事はあるものです。
そういう場合でも、気付いた時に連絡する事が出来ればお互い嫌な気持ちをせずに済みます。

社会人として、契約を履行する、というのは当たり前の事ではあるのですが、何も言わずに滞納されてしまう方が、心象が悪くなる一方です。

お互い信用しあって部屋を貸し借りしている訳ですから、何より気持ちが大切です。
 

※「家賃保証会社」と契約をしたくなければ、「連帯保証人」をきっちり立てるので利用しない契約をしたい、と最初に仲介業者に伝えて物件探しをする方法もあります。
「家賃保証会社」への加入が必須な物件が増えているため、数が限られてしまう事もありますが、不安に思う事は何事もご相談下さい!